大学生・高等専門学校生をおさえ、WiZが「最優秀賞」受賞の快挙を達成!!

最優秀賞受賞作品

最優秀賞受賞作品:FUKUSHIMAと成る

 水上 剛さん(社会人を経験後、WiZへ入学)
 鶴田 祥吾さん(清陵情報高校出身)
 鵜沼 祥さん (光南高校出身)

Concept  ~原発を展望する学習施設~

3.11東日本大震災により福島県を始めとして、多くの都市が大きな打撃を受けた。

その中で福島県は、地震や津波などの被害だけでなく、福島第一原発のメルトダウンによる放射線被害を受け、解決のために10万年単位での時間が必要だといわれている。

最早、私たちの世代で解決する問題ではなく、何世代にも渡って向き合っていく必要がある問題となった。


私たちに出来ることは何だろう?

建築家ガウティの作品 ”サクラダファミリア” は彼の死後、1世紀近くたった今でも、その意思が受け継がれ建築が続いている。

建築には ”意思を伝える力” がある。

10万年単位で続く問題に対して、私たちの役割とは 、解決のための礎を築き、校正に伝える事だと考えた。

過去の悲劇を希望の象徴に変えるのは可能だと HIROSHIMA で証明されている。


本設計は過去から未来へ向け、今回の問題を体験し見つめ直す場所である。

悲観しているばかりではなく、これからの未来へ向け、現状を知り、学び、伝える場所

遠くない未来に”HIROSHIMA=世界の平和のシンボル”のように、”FUKUSHIMA=世界の環境的シンボル”となるために・・・

Plan

図1

建物は3つの要素から構成されている。

入口から原発のある方向へ弓なりに弧を描く”展望棟”

原発建屋を彷彿とされる正方形の”中央棟”

地中に位置し、地上へとヴォイドを取る“地上棟”

動線は3つの要素を過去から未来へと、一筆書きで結んでいる。

Site

図2

敷地はいわき市近くの双葉郡広野町、五社山の頂上に位置


3.11東日本大震災により深刻な事故を起こした”福島第一原子力発電所”


メルトダウンまで紙一重だったが、冷温停止に成功した“福島第二原子力発電所”


その廃炉に向けての最前線基地としての役割を担う“Jビレッジ”


これら今回の原発事故における重要地一望出来ながら、一般に立ち入り可能を設計地とした

Elvation

この展望台からテレビや雑誌などではなく、実際に自分の目で見る。


そして、答えを模索する為の材料を得る。


今後、長い時間続くこの場所からの風景。訪れる度に感じる変化がある。

Space ~時代の変化を空間と共に体感・学習する~

黒い突起が視野に入る。何か不安を感じるが、その奥には光が照らす階段が続いている。


光を辿るように階段を上がった先からは福島の現在が見える展望台となっている。


狭く急傾斜な下り階段が暗闇に向かって続いている。


暗闇の空間は天井が見えない程に高く続いている。不安の招待がようやく理解できる。

暗闇の空間を抜けるといくつもの入口が見える。出口を探すために迷うための空間。


そこは出口ではなく行き止まりの部屋だが外からの光は見えた。何度か引き返しながら出口を探す。


長い階段の先からは外から光が入り未来への出口を感じる。そして、それぞれに再考する。

受賞者紹介&インタビュー

画像:インタビュー①

(左)鶴田 祥吾さん (中)水上 剛さん

 (右)鵜沼 祥さん

Q1.受賞した感想を聞かせてください!


水上:入学時から目標にしていたコンペなので、努力を認めていただき、非常に嬉しいです。


鶴田:自分たちが半年間取り組んできたことが建築士の先生方に認められて、素直に嬉しいです。


鵜沼:半年ほどの製作期間の中で、建物の形や想いをどう表現するかで難しいところが多くありましたが、最終的にこのような賞がいただけて本当に嬉しいです。



Q2. 先生方からのアドバイスで印象に残っていることは何ですか?


水上:建物に対してのストーリーをしっかり考えることです。


鶴田:最初の構想段階で、規模が大きくなりがちだった私たちに「思いきって小さくしよう!」と助言していただいたことです。


鵜沼:建物をどう説明するかで頭を悩ませましたが、レイアウトから説明することで分かりやすくなるとアドバイスしていただいたことです。


画像:インタビュー②

学内コンペの様子

画像:インタビュー③

当日プレゼンの様子

Q3. 今回の作品出展での経験を通して、今後活かしていきたいと思うことは?


水上:卒業後は、建築関係の仕事に就く予定なので、今回の受賞経験を励みに、社会性の強い建築物を残していきたいと思います。


鶴田:チームの意見をまとめることの難しさ、大切さ、どちらも学ぶことができました。今回の経験を今後の仕事でも活かしていきたいです。


鵜沼:福島の復興のために、今回のような作品をもっと生み出し、福島の未来が明るくなるような建築物が作れるよう努力したいです。



Q4. これから建築に関する勉強をする後輩たちに一言お願いします。


水上:今後、建築技術者のニーズは増加の傾向になると思います。今勉強しておけば、将来的には大きな力となるはずです。目的意識を持って頑張ってください。


鶴田:ひとつのことに向かい、取り組んでいくことはとても大切なことです。受賞を目標とするのではなく、いかに良い作品を作ることができるのか、そこに注力して頑張ってほしいです。


鵜沼:今回の作品製作により、言葉や絵を描くことで新たな発見があったり、表現の方法次第で印象が変わったりすることを学びました。良いアイディアや作品を生みだすために大切なことだと思うので、意識して取り組んでいってほしいです。


画像:インタビュー④

受賞の挨拶

JIA東北建築学生賞とは?

東北地方の専門学校・大学・高等専門学校の建築系の学科に所属する学生が、各学校で決めた設計課題を基にテーマを設けた建築設計作品を制作・出展する大会です。第18回JIA東北建築学生賞には、13校14学科から38作品が出展されました。


■出展校一覧


WiZ 専門学校 国際情報工科大学校、秋田県立大学、東北大学、東北工業大学、宮城大学、東北文化学園大学、宮城学院女子大学、

東北学院大学、東北芸術工科大学、日本大学、秋田工業高等専門学校、仙台高等専門学校、東北文化学園専門学校 

■第16回 優秀賞受賞


《 作品名

 箱庭~安全と安心 子供たちの未来へ~


《 設計者

 新妻 慎也さん(好間高校出身)

 新長 一茂さん(双葉翔陽高校出身)


《紹介サイト》

 

 URL : http://www.wiz.ac.jp/jia.html

■第12回 河北賞受賞


《 作品名 》

 Wind Passage


《 設計者 》

 髙萩 志歩さん(いわき総合高校出身)

 田中 圭さん(社会人を経験後、WiZへ入学)

 渡辺 洵哉さん(社会人を経験後、WiZへ入学)

建築CAD設計科の学科紹介はこちら
建築士専攻科の学科紹介はこちら
オープンキャンパス
資料請求